連載 病院めぐり
芳賀赤十字病院
渡辺 尚
1
1芳賀赤十字病院
pp.91
発行日 2009年1月10日
Published Date 2009/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101950
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当院は,大正11年に株式会社芳賀病院として創立され,昭和24年に現在の日本赤十字社栃木県支部芳賀赤十字病院となりました.栃木県の東部に位置し,真岡市を中心とした芳賀郡市1市5町における地域中核病院として歩んできました.総病床数は410床で,そのうち産婦人科は産科と婦人科併せて34床です.当院の理念として「患者さま本位の医療」を掲げています.平成17年には顕著な医師不足により一時的に病院機能が低下しましたが,現在は最低限の医師数が確保され,病院機能は回復してきています.芳賀郡市で唯一の二次救急病院として積極的に取り組んでおり,最近はひと月に300台を超える救急車を受け入れています.この数は県内でもトップクラスの実績です.平成20年2月には日本医療機能評価機構の病院機能評価Version 5を受審し,指摘事項なしの無条件で認定を受けました.
平成17年の病院機能低下については産婦人科も例外ではなく,産婦人科医師が4名から2名に減少し,その2名で何とか急場をしのいでいたという状態でした.平成18年4月に自治医科大学産婦人科の関連病院となり,産婦人科医2名が派遣され4名体制となることで二次周産期医療施設としての機能を回復しました.産婦人科は現在,常勤医師4名と病棟・外来スタッフを中心に,小児科,麻酔科,手術室をはじめ,院内の各部署と連携しながら診療しています.
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