今月の臨床 診療ガイドライン産科編2014─改訂と追加のポイントを読み解く
子宮収縮薬の使用指針
山田 崇弘
1
,
水上 尚典
1
1北海道大学産科
pp.795-798
発行日 2014年8月10日
Published Date 2014/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103850
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●子宮収縮薬使用の場合,事前に書面によるインフォームド・コンセントを得る.
●プロスタグランジンE2錠の場合であっても投与前から分娩監視装置を装着し,外すのは最終内服時点から1時間以上経てからとする.
●基準量での開始,増量のための条件順守,最大投与速度の順守.
●投与中は血圧と脈拍数を2時間以内ごとに測定する.
●「過強陣痛」の考えが導入された.以下の場合は「過強陣痛」を疑う.
1)子宮収縮回数>5回/10分
2)レベル3以上の異常波形(CQ411参照,軽度異常波形)
●「過強陣痛」を疑った場合の対応がガイドライン化された.
●「過強陣痛」時の対応を検討した結果は速やかにカルテに記載する.
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