今月の臨床 診療ガイドライン産科編2014─改訂と追加のポイントを読み解く
超音波検査実施上の留意点
前田 津紀夫
1
1前田産科婦人科医院
pp.755-758
発行日 2014年8月10日
Published Date 2014/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103842
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●産科領域における超音波検査には“妊婦健康診査時に行われる「通常超音波検査」”と,“胎児形態異常診断を目的とした「胎児超音波検査」”の2つがある1).
●「通常超音波検査」はリスクの有無にかかわらず実施される.
●「胎児超音波検査」は原則的に妊婦・家族の希望により実施される.
●いずれの超音波診断であっても,目的,意義および異常発見時の告知範囲などについて事前にインフォームド・コンセント(以下IC)を得ることが望ましい.
●胎児遺伝子異常検出にかかわる「胎児超音波検査」は非確定的検査である.
●胎児遺伝子異常の診断を目的とした超音波精密検査を行うにあたっては,実施前(後)に遺伝カウンセリングを行う.
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