今月の臨床 診療ガイドライン産科編2014─改訂と追加のポイントを読み解く
出生前診断としての染色体検査・遺伝子検査の実施上の留意点
三浦 清徳
1
,
増﨑 英明
1
1長崎大学医学部産科婦人科学教室
pp.763-770
発行日 2014年8月10日
Published Date 2014/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103844
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●出生前診断の前後には遺伝カウンセリングの実施が必要であり,医療者と両親は検査の意義を十分に理解することが重要である.
●出生前診断の検査法には,非確定的検査(画像検査,母体の血液検査など)と確定的検査(羊水検査,絨毛検査など)がある.
●母体血を用いた胎児染色体検査の対象疾患は,現時点では21トリソミー,18トリソミー,および13トリソミーに限定されている.
●マイクロアレイ解析法などの網羅的遺伝子解析の結果には,臨床的に診断意義の不明確なものが含まれる.
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