連載 Estrogen Series
ホルモン療法と脳―ホルモン療法は認識能力に良い影響を与えるか?
矢沢 珪二郎
1
1ハワイ大学
pp.272
発行日 2014年3月10日
Published Date 2014/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103622
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ホルモン療法に関して,window of opportunityという仮説があるが,それは一定の期間に投与されたホルモン療法は,特に有効であるという仮説である.具体的には,この期間とは年齢50~55歳くらいまでの,更年期に入ってすぐの期間である.
さて,2013年7月に発行されたJAMA Internal Medicine1)では,更年期直後の期間にホルモン療法を行い,それが果たして,脳の認識能(cognitive function)にどのような影響を与えるのかを見ようとした.
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