臨床経験
子宮鏡手術に用いる灌流液の正確な計測を可能とする新型ドレープ
秋元 義弘
1
1岩手県立二戸病院産婦人科
pp.1187-1189
発行日 2013年11月10日
Published Date 2013/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103545
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要約
子宮鏡手術の際,大量のD-ソルビトール液,あるいは生理食塩水を使用することでの重大な合併症である水中毒早期発見への対応では,in-out差を正確に素早く計測する必要があるが,ドレープの隙間からの灌流液の漏れ,それに伴う計測の不正確さ,遅れが子宮鏡手術独特の問題であった.今回,舌状のフィルムを開口部に装着した新型ドレープを開発し,液の回収漏れをなくし,早く正確な計測が可能となり,スタッフの負担軽減,合併症の早期発見が可能となった.
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