今月の臨床 脳性麻痺─発症防止への挑戦
脳性麻痺発症率低減への戦略
2.常位胎盤早期剝離への対策
松田 義雄
1
1国際医療福祉大学病院産婦人科
pp.906-910
発行日 2013年9月10日
Published Date 2013/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103484
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●常位胎盤早期剝離(早剝)は重症脳性麻痺の3割程度を占める.急激に発症する早剝の予防は難しいといわざるを得ないが,娩出までの時間をできるだけ短縮させる努力をすべきである.
●妊婦に対しては,臨床症状としての腹痛と胎動の重要性を指導すべきである.
●医療側は,超音波診断に頼ることなく胎児心拍所見を重視すべきである.
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