連載 Obstetric News
子宮頸管長計測スクリーニング―早産歴なし,単胎妊娠に行うか?(米国産婦人科学会2012年)
武久 徹
1
1武久レディースクリニック
pp.310-312
発行日 2013年3月10日
Published Date 2013/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103286
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世界の分娩の9.6%(約1,290万人)は早産と推測されている.早産の92%は,アフリカ,アジア,ラテンアメリカ,カリブ海地域である(Bull World Health Organ 88 : 31, 2010).米国における過去25年間の統計でも,早産率が36%上昇〔9.4%(1981年)から12.8%(2006年)〕している(Natl Vital Stat Rep 58 : 1, 2010).
増加の原因は,単胎妊娠における医学的適応の早産の増加,多胎妊娠のための早産(一部は補助生殖医療の結果)率の増加が考えられる.
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