連載 教訓的症例から学ぶ産婦人科診療のピットフォール
妊娠21週で腹腔内に大量出血をきたした穿通胎盤の1例
本藤 徹
1
1長野赤十字病院第一産婦人科
pp.1134-1138
発行日 2012年11月10日
Published Date 2012/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103200
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例
患者
40歳,0経妊.
主訴
下腹痛,血便,貧血.
既往歴
特になし.
現病歴
患者は2か月前から血便を認めており,外痔核の診断で外用薬を使用していた.妊娠21週0日に数日前からの腹痛が増強したため,かかりつけの産婦人科医院を受診した.同院で検査を行い,重症貧血を認めたため,当院に紹介となった.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.