Japanese
English
臨床報告
術後腹腔内出血をきたした本態性血小板血症の1例
A case of essential thrombocythemia with postoperative hemoperitoneum
森田 敏弘
1
,
立花 進
1
,
浅野 雅嘉
1
,
山森 積雄
1
,
古市 信明
1
,
三沢 恵一
1
,
須原 邦和
1
Toshihiro MORITA
1
1岐阜県立岐阜病院外科
pp.1467-1470
発行日 1986年9月20日
Published Date 1986/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209542
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はじめに
本態性(原発性)血小板血症は一般に骨髄増殖性疾患に属し,持続的血小板数増加に,血栓性あるいは出血性病変を伴う比較的稀な疾患である.今回われわれは,胃癌術後腹腔内出血をきたし,再手術時脾摘を行つたため,術後さらに血小板増多,新たな出血傾向を認めたが,ブスルファン製剤の投与にて改善した本態性血小板血症の1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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