今月の臨床 子宮内膜症の薬物療法─薬物特性の理解と個別化治療
薬物特性に基づく治療法略
2.性成熟期女性
原田 美由紀
1
,
大須賀 穣
1
1東京大学産科婦人科
pp.860-864
発行日 2012年9月10日
Published Date 2012/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103146
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●主な内分泌療法薬として,低用量ピル,ジエノゲスト,GnRHアゴニストが挙げられ,年齢,症状にあわせて使い分けが必要である.
●子宮内膜症性卵巣囊胞を有する場合,悪性化のリスクを念頭におき,漫然とした保存療法は厳に慎むべきである.
●子宮内膜症性卵巣囊胞摘出術後の再発予防として,低用量ピルが有効である.
●希少部位子宮内膜症の長期管理に際し,内分泌療法は有効な手段となりうる.
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