今月の臨床 前置胎盤と癒着胎盤─ワンランク上の診断と治療
前置胎盤
4.前置胎盤の帝王切開―術式および工夫
木瀬 康人
1
,
木村 正
1
1大阪大学大学院医学系研究科産科学婦人科学教室
pp.731-735
発行日 2012年8月10日
Published Date 2012/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103118
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●前置胎盤の帝王切開は大量出血をきたすことがしばしばあるため,術前の入念な準備が大切である.
●胎盤剝離面からの持続出血に対してSengstaken-Blakemoreチューブによる子宮腔内圧迫が簡便かつ有効である.
●vertical compression sutureも子宮頸部~体下部からの出血に対し有効な止血法であり,習得しておくと有用である.
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