症例
CA19-9高値から発見に至った子宮頸部最小偏倚型粘液性腺癌の1例
茂木 真
1
1厚木市立病院 産婦人科
キーワード:
MRI
,
子宮頸部腫瘍
,
子宮摘出術
,
腫瘍侵入性
,
リンパ行性転移
,
粘液性腺癌
,
CA-19-9抗原
,
円錐切除術
,
腹部CT
Keyword:
Adenocarcinoma, Mucinous
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Lymphatic Metastasis
,
Hysterectomy
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Conization
,
CA-19-9 Antigen
,
Neoplasm Invasiveness
pp.1103-1106
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020376218
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症例は49歳。健康診断でCA19-9の上昇を指摘され当院内科を受診した。4ヵ月後腹部CT検査にて子宮頸部に低吸収像を認めたので当科へ紹介となった。症状はなく頸部細胞診はNILMであったが、骨盤MRI検査において悪性腫瘍を示唆する所見を認めたので円錐切除術を施行し、最小偏倚型粘液性腺癌(MDA)を検出した。本症例の経験を踏まえ、MDAの診断におけるCA19-9の有用性について考察した。
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