連載 教訓的症例から学ぶ産婦人科診療のピットフォール
子宮体癌術後リンパ浮腫に合併した深部静脈血栓症の1例
丹羽 優莉
1
,
山室 理
1
,
清水 顕
1
,
白藤 寬子
1
,
西野 公博
1
,
加藤 奈緒
1
,
今井 健史
1
,
林 和正
1
,
茶谷 順也
1
,
加藤 紀子
1
1名古屋第二赤十字病院産婦人科
pp.396-399
発行日 2012年4月10日
Published Date 2012/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102967
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症例
患者 68歳,女性.
主訴 右下肢腫脹.
既往歴 3経妊3経産.
現病歴
子宮体癌IVb期(S状結腸播種)にて67歳時に腹式子宮全摘術,両付属器摘出術,骨盤および傍大動脈リンパ節郭清を施行し,術後化学療法(ドキソルビシン・シスプラチン療法)を6コース施行した.寛解と判定し,その後は外来にて経過観察中であった.術後7か月頃から右下肢腫脹の訴えがあり,血管外科へ紹介した.
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