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編集後記
岡井 崇
pp.1004
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102146
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<少子化対策>
新聞記事によると,昨年の日本の合計特殊出生率は1.37で,2005年に1.26と過去最低を記録した後,わずかではあるが3年連続で上昇したとのことである.しかし,この程度の改善で少子化に歯止めがかかるはずはなく,死亡数が増加していることにより,人口の自然減は2005年以降最大だという.
これと似た動向を見せているのが,そう,産婦人科医師数である.全国の大学産婦人科入局者数は3年連続で増加し,今年は増加率も高い.が,現場の実働医師数はなお数年減少し続ける見通しである.
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