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編集後記
岡井 崇
pp.744
発行日 2011年5月10日
Published Date 2011/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102691
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〈ニュース記者〉
国難とも言うべき此度の大震災にあたり,被災された皆様には心からお見舞いを申し上げますとともに地域の一日も早い復興をお祈り申し上げます.
それにしても,福島第一原発の事故は惨憺たる様相を呈しています.規模がチェルノブイリと同等のレベル7に改められたこと以上に不安を募らせるのは,事故発生から1か月以上経った今になっても,格納器内の燃料棒の損傷について詳しい状況が判明していないことです.専門家の弁を信じれば,取り敢えず暴発のリスクは低減しつつあるとのことですが,放射線物質の飛散を封じ込めるだけでも何か月も掛かると報じられています.
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