連載 病院めぐり
健康保険鳴門病院
鎌田 正晴
1
1健康保険鳴門病院
pp.982
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102142
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健康保険鳴門病院は,全国に52ある政府管掌健康保険直営の病院の1つですが,昭和28年老朽化していた鳴門市立病院を発展的に解消して開設されたという経緯から,現在も鳴門市民病院と思っている人も多いようです.当初は内科,外科,眼科の3科で,産婦人科は同年4番目の診療科として開設されました.
現在では14の診療科を持ち,307床を有する徳島県北部の基幹病院で,診療圏は鳴門市のほか香川県東部,兵庫県(南淡路)南部などを含んでいます.地理的には県の北の端で田舎のイメージですが,徳島大学のある徳島市中心部から車で30分の距離と地の利に恵まれ,多くの医師は徳島市から通勤しています.おかげで徳島大学との連携が密にとれており,昭和49年に産婦人科医2名体制になって以降,平成5年に3名,平成14年に4名そして本年5月から5名と,業務量の増加に伴い順調に増員されています.
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