今月の臨床 ここが聞きたい―不妊・不育症診療ベストプラクティス
I 不妊の検査・診断 A排卵因子
【卵胞発育モニタリング】
9.自然周期と卵巣刺激周期の卵胞モニタリングの違い,注意点について教えてください.
熊澤 由紀代
1
,
福田 淳
1
,
田中 俊誠
1
1秋田大学医学部附属病院産婦人科
pp.350-351
発行日 2009年4月10日
Published Date 2009/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101998
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[1]目 的
自然周期においての卵胞発育モニタリングでは,排卵の時期を推定し,性交のタイミングや人工受精の時期を決定する.また,卵巣刺激周期のモニタリングでは,ゴナドトロピン療法の投与量の調節やhCG製剤に切り替えるタイミングを決定する.
卵胞発育モニタリングの方法としては,経腟超音波断層法による卵胞径の計測,血中・尿中エストロゲン値の測定,血中・尿中LH値の測定などが用いられている.
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