今月の臨床 ここまできた分子標的治療
分子標的治療の臨床応用
6.肺癌
秋田 弘俊
1
1北海道大学大学院医学研究科腫瘍内科学分野
pp.1282-1287
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101587
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はじめに
上皮成長因子(EGF)受容体阻害薬,血管新生阻害薬,マルチターゲット・チロシンキナーゼ阻害薬をはじめとする分子標的薬の臨床開発によって,肺癌,特に非小細胞肺癌の薬物療法に新しい時代が到来している.新規分子標的薬の臨床開発とともに,分子標的薬を初回治療およびセカンドライン以降の治療の治療戦略にどのように組み込むか,特定の分子標的薬を投与すべき患者群を同定し適切な患者のもとに適切な薬剤をいかにして届けるか,といった研究が進行している.
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