連載 病院めぐり
東京臨海病院
河合 尚基
1
1東京臨海病院
pp.1186
発行日 2007年9月10日
Published Date 2007/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101571
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東京臨海病院は江戸川区の南端に位置し,平成14年4月に新規オープンした病床数400床,歯科を除く全診療科対応の総合病院で,電子カルテシステムが導入されています.また,健康医学センターを併設して,人間ドック・健康診断も行っています.当院は臨床研修病院の指定を受けており,平成18年度は7名の,平成19年度には10名の初期臨床研修医を受け入れることになっています.平成18年10月には日本医療機能評価機構Ver. 5に合格し,地域中核病院としての重責を担うこととなりました.
産婦人科のスタッフは常勤医4名の体制で,日常診療,当直・オンコール業務を行っています.江戸川区を中心とした地域の中核的存在であり,産科は「できるだけ自然に」をコンセプトにしています.残念ながらNICUがないことから,産科診療には制約を余儀なくされていますが,産科病棟のスタッフは16名全員が助産師であり,大きな力となっています.外来助産師3名も加え,助産師の力量を最大限に発揮してもらうために,助産師外来の開設を目指して準備を進めています.年間分娩数は300件前後で,帝王切開率は20数%となっていますが,最近の傾向として,予定日近くでの帝切目的の紹介が増えています.新生児は小児科管理・病児は小児科入院となり,良好な連携が保たれていますので,安心して出産していただける施設です.
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