連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第96回
東京臨海病院
東京臨海病院の建設経過/3看護単位の病棟
浦 良一
1
,
島田 孝好
2
1建築計画総合研究所
2株式会社佐藤総合計画
pp.836-842
発行日 2002年10月1日
Published Date 2002/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903632
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私立学校共済組合は昭和32年に駐留軍健康保険組合病院を買収して,下谷病院を経営し,加盟組合員の医療,健康診断サービスを行ってきた.建物が老朽化したが,敷地が狭隘のため整備できず,直営医療機関検討委員会,計画委員会(浅田敏雄理事長の下,外部委員は三宅史郎,伊藤誠,以下敬称略)を設置し,移転先の検討を含め整備を検討した.その結果下谷病院を閉鎖し,江戸川区内の東京都有地を平成10年2月に買収し,新病院を開設することとなった.この間下谷病院の建物耐震調査,受療行動調査,移転候補地の医療環境調査などが行われた.
移転先決定後平成8年には周辺の医療施設分布,患者数の想定,施設規模,必要敷地規模,建築面積,経営推計の調査,と建設基本計画を委託した.次いで,共済組合は平成9年に直営病院の基本構想・基本計画を策定した.
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