今月の臨床 ここが聞きたい 産婦人科外来における対処と処方
V. 腫瘍
[術後排尿障害]
89.広汎性子宮全摘出術後と膀胱瘤修復術後の排尿障害のそれぞれの治療法について教えて下さい.
工藤 隆一
1
,
伊東 英樹
1
,
斉藤 豪
1
1札幌医科大学産婦人科
pp.600-603
発行日 2003年4月10日
Published Date 2003/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101030
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広汎性子宮全摘出術後と膀胱瘤修復術後の排尿障害は,主たる原因が広汎性子宮全摘出術後では神経因性であることが大半を占め,一方の膀胱瘤修復術後では修復不全や新たに生じた尿道の過屈曲・狭窄や膀胱壁の過剰縫縮などの形態異常に起因することが多い.このように病態の原因が全く異なるために「広汎性子宮全摘出術後の排尿障害」と「膀胱瘤修復術後の排尿障害」に分けて,それぞれ解説する.
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