今月の臨床 ここが知りたい─婦人科がん化学療法
卵巣がん
1.ファーストライン化学療法の変遷,現況,将来展望
牛嶋 公生
1
,
嘉村 敏治
1
1久留米大学医学部産科婦人科学教室
pp.1244-1249
発行日 2004年10月10日
Published Date 2004/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100644
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はじめに
卵巣がんの治療成績の向上は,全身管理法の向上による手術療法の進歩もさることながら,特に化学療法剤の進歩によるところが大きい.ここ20年間にプラチナ製剤,タキサン製剤の初回治療への導入により,かなり高い寛解率が得られるようになった.本稿では,上皮性卵巣がんのファーストライン化学療法の変遷を振り返り,将来を展望する.
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