連載 病院めぐり
山田赤十字病院
能勢 義正
pp.914
発行日 2005年6月10日
Published Date 2005/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100356
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山田赤十字病院は,風光明媚で,気候も人の気質も穏やかな三重県の南勢地域にあり,今年の秋には伊勢市に合併して,住所は伊勢市御薗町高向810になる予定です.年間数十万人もの参拝者を迎える伊勢神宮のおひざ元に位置しています.山田の名称は,現在の伊勢市が当時,宇治山田町と呼ばれていたことによるものと思われます.歴史は全国91の赤十字支部病院のなかでは最も古く,明治37年2月に設立され,平成16年には創立100周年を迎えています.
現在,ベッド数は621床で,21の診療科があり,三重県の中南勢地域における基幹病院としての役割を果たしています.地元では「山田日赤」とか「日赤」と呼ばれて地域住民に親しまれ,また頼りにされる存在となっています.救命救急センターの機能を有しており,地域医療支援病院に承認されています.もちろん臨床研修指定病院であり,日本医療機能評価機構認定病院となっています.また,老人保健施設「虹の苑」を併設しています.
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