Japanese
English
論述
骨・軟部原発性悪性腫瘍に対する化学療法の効果とその問題点—特にVCR+MTX+ADR療法について
Chemotherapy in treatment of malignant bone and soft tissue tumors.: Especially on VCR+MTX+ADR combination chemotherapy
古瀬 清夫
1
,
森 芳紘
1
,
稲田 治
1
,
豊島 良太
1
,
森本 兼人
1
,
益永 恭光
1
,
明穂 政裕
1
,
前山 巖
1
,
龍原 徹
2
,
田渕 二三枝
2
Kiyoo FURUSE
1
1鳥取大学医学部整形外科学教室
2鳥取大学医学部付属病院薬剤部
1Dept. of orthop. surg., Tottori university school of medicine
キーワード:
メソトレキセート大量療法
,
high dose methotrcxate therapy
,
アドリアマイシン
,
Adriamycin
,
転移性骨・軟部腫瘍
,
metastatic bone and soft tissue tumor
Keyword:
メソトレキセート大量療法
,
high dose methotrcxate therapy
,
アドリアマイシン
,
Adriamycin
,
転移性骨・軟部腫瘍
,
metastatic bone and soft tissue tumor
pp.558-574
発行日 1980年6月25日
Published Date 1980/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908622
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骨・軟部原発性悪性腫瘍に対する従来の治療方法は骨原発性悪性腫瘍には切・離断術が,軟部原発性悪性腫瘍には摘出術が採用され,そのためにこれらの悪性腫瘍患者の多くは血行性に肺転移をきたして死亡している.
近年,アドリアマイシン(ADR)やメソトレキセート(MTX)の抗癌剤が主として骨肉腫を中心にして使用されるようになり,その有効性が報告されている.しかしながら,それらの抗癌剤の効果は個々の腫瘍によつても異なり,また個々の腫瘍に対するこれらの抗癌剤の併用方法もいまだ十分な解明はなされていない.
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