臨床経験
広範に骨を侵した股関節色素性絨毛結節性滑膜炎の症例
長澤 正彦
1
,
小山 明
1
,
宮本 建
1
,
伊藤 恵康
1
,
久保井 二郎
1
,
石井 良章
2
Masahiko NAGASAWA
1
1静岡赤十字病院整形外科
2慶応義塾大学医学部整形外科学教室
pp.386-392
発行日 1972年5月25日
Published Date 1972/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908483
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股関節に発生した色素性絨毛結節性滑膜炎Pigmented Villonodular Synovitis(以下PVSと略す)は,臨床症状,レ線所見ともに,通常膝関節に見られるものと趣きを異にし,特異な像を呈する点で注目される.われわれは最近広汎に骨を侵した股関節PVSの1例を経験したので,若干の文献的考察を加え本症の特徴について述べる.
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