Japanese
English
臨床経験
広範囲に骨破壊を呈した手関節色素性絨毛結節性滑膜炎の2例
Pigmented Villonodular Synovitis of the Wrist with Bony Involvement: A Report of Two Cases
西村 正智
1
,
添田 修一
1
,
横井 正博
1
,
伊藤 恵康
2
,
仲尾 保志
2
,
細谷 俊彦
3
Masatomo Nishimura
1
1慶応大学月ヶ瀬リハビリテーションセンター整形外科
2慶友整形外科病院
3総合太田病院整形外科
1Orthopedic Surgery, Keio-Tukigase Rehabilitation Center
キーワード:
色素性絨毛結節性滑膜炎
,
pigmented villonodular synovitis
,
手関節
,
wrist
,
骨破壊
,
bony destruction
Keyword:
色素性絨毛結節性滑膜炎
,
pigmented villonodular synovitis
,
手関節
,
wrist
,
骨破壊
,
bony destruction
pp.975-979
発行日 1991年8月25日
Published Date 1991/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900413
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抄録:広範囲に骨破壊を呈した手関節の色素性絨毛結節性滑膜炎の2例を経験した.色素性絨毛結節性滑膜炎は膝関節に発生することが多く,手関節に発生することは稀である.症例1は29歳の男性で,右手関節の無痛性の腫瘤を主訴として来院.病巣掻爬・部分的関節固定を行った,骨破壊は橈骨,舟状骨に著明であった.症例2は53歳の男性,右手関節の腫瘤を主訴として来院.病巣掻爬・部分的関節固定を行った.骨破壊は全手根骨に及んでいた.
手関節色素性絨毛結節性滑膜炎の特徴,骨破壊機序について若干の考察を加えて報告した.
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