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境界領域
脊椎悪性腫瘍に対するリハビリテーションにおける問題点―total en bloc spondylectomyを中心に
Rehabilitation Problems for Patients with Malignant Spinal Tumors : Especially Treated by Total en bloc Spondylectomy
川北 整
1
,
富田 勝郎
1
,
岸谷 都
2
,
染矢 富士子
3
,
立野 勝彦
3
Sei Kawakita
1
1金沢大学医学部附属病院整形外科
2石川県リハビリテーションセンター
3金沢大学医療技術短期大学部
キーワード:
malignant spinal tumors
,
脊椎悪性腫瘍
,
rehabilitation
,
リハビリテーション
,
ability of ambulation
,
移動能力
Keyword:
malignant spinal tumors
,
脊椎悪性腫瘍
,
rehabilitation
,
リハビリテーション
,
ability of ambulation
,
移動能力
pp.177-180
発行日 1996年2月25日
Published Date 1996/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908417
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抄録:当院では1989年より脊椎悪性腫瘍に対して症例を選んで脊椎全摘術,total en bloc spondylectomy(以下TES)を行っている.その術後のリハビリテーション(以下リハ)の現況と種々の問題点につき検討した.1991年2月より1993年12月までに,当院でTESを行った22例を対象とした,男14例,女8例であった.転移性腫瘍は20例,原発性腫瘍は2例であった.経過中,全身状態の悪化等によりリハを阻害された例はほとんどの例が立位を獲得できずに転院または死亡していた.逆にリハを阻害する合併症を伴わなかった例は,ほとんどの例が少なくとも平行棒で歩行可能であった.本手術後のリハは,種々のリハ阻害因子があり,また症例により生命的予後や機能的予後が様々であるため,一律に論じることは困難であるが,症例毎に適切な対応を施すことが重要である.
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