Japanese
English
論述
当科における平滑筋肉腫の検討
A Clinical Study of Leiomyosarcoma
鈴木 秀和
1
,
小山 尊士
1
,
中村 靖史
1
,
彦根 亮
1
,
永井 秀三
1
,
今結黎 篤弘
1
,
三浦 幸雄
1
Hidekazu Suzuki
1
1東京医科大学整形外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, Tokyo Medical College
キーワード:
leiomyosarcoma
,
平滑筋肉腫
,
malignant soft tissue tumor
,
悪性軟部腫瘍
,
clinical study
,
臨床的検討
Keyword:
leiomyosarcoma
,
平滑筋肉腫
,
malignant soft tissue tumor
,
悪性軟部腫瘍
,
clinical study
,
臨床的検討
pp.761-764
発行日 1997年7月25日
Published Date 1997/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908321
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抄録:平滑筋肉腫は比較的稀な悪性軟部腫瘍であり,有効な補助療法は確立されておらず,転移,局所再発も多く治療に難渋する.そのため初期の病理学的確定診断と共に,治療においては十分な外科的切除が重要である.今回われわれは,平滑筋肉腫の8例を経験したので検討を加え,報告する,症例は男性6例,女性2例の計8例で,年齢は34~67歳.発生部位は大腿,下腿が各3例,殿部,鼡径部が各1例であった.初発症状は腫瘤形成6例,腫脹1例,疼痛1例で,発症より受診までの期間は1カ月~13年(平均4年1カ月)であった.TNM分類ではTONOMOが2例,TINOMOが1例,T2NOMOが3例,T2NIMIが2例であった.手術方法は広範切除4例(追加広切2例を含む),辺縁切除4例であり,術後化学療法および術後放射線療法は各4例に施行した.経過観察期間は平均2年2カ月である.成績はCDF4例,AWD1例,DOD2例,他因死1例であった.
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