Japanese
English
論述
腰椎椎間板ヘルニアに対するChymopapain注入療法の成績
The Results of Chymonucleolysis for Lumbar Disc Herniations
宮本 和寿
1
,
守屋 秀繁
1
,
北原 宏
1
,
高橋 和久
1
,
高田 啓一
1
,
村上 正純
1
,
三村 雅也
1
,
高田 俊一
2
Kazuhisa Miyamoto
1
1千葉大学医学部整形外科学教室
2八日市場市立病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, School of Medicine Chiba University
キーワード:
腰椎椎間板ヘルニア
,
lumbar disc herniation
,
キモパパイン注入療法
,
chymonucleolysis
,
臨床成績
,
clinical results
Keyword:
腰椎椎間板ヘルニア
,
lumbar disc herniation
,
キモパパイン注入療法
,
chymonucleolysis
,
臨床成績
,
clinical results
pp.1135-1142
発行日 1989年10月25日
Published Date 1989/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908200
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抄録:我々は昭和58年4月以来,腰椎椎間板ヘルニアに対しChymopapain注入療法(CNL)を臨床応用してきた.現在症例数は21例であるが,CNL後手術に至った6例を除く15例につき,成績を短期及び長期経過に分けて検討した.6ヵ月以内の短期経過では,CNL後下肢痛は1ヵ月以内に回復したが,腰痛の回復には3ヵ月を要した.またこの時期は椎間腔の狭小化とその回復期にそれぞれ一致した.CNL前他覚所見の悪いものは回復の期間が遅れる傾向にあった.4年6ヵ月までの長期経過では,CNL後3ヵ月経過群のMRIにて著明な輝度信号低下を認め,以後経時的に回復することが示唆された.CNL後4年までの観察で臨床成績は安定していた.
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