Japanese
English
論述
腰椎椎間板ヘルニアに対するキモパパイン注入療法の臨床的研究
Intradiscal Therapy for Lumbar Disc Herniation
井上 駿一
1
,
黒川 高秀
2
,
平林 洌
3
,
守屋 秀繁
1
,
北原 宏
1
,
若野 紘一
3
,
佐野 茂夫
2
,
高橋 和久
1
,
高田 俊一
1
Shun-ichi Inoue
1
1千葉大学医学部整形外科学教室
2東京大学医学部整形外科学教室
3慶応義塾大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Schcool of Medicine, Chiba University
キーワード:
キモパパイン
,
chymopapain
,
椎間板内療法
,
intradiscal therapy
,
腰椎椎間板ヘルニア
,
lumbar disc hemiation
,
多施設共同研究
,
multicenter study
Keyword:
キモパパイン
,
chymopapain
,
椎間板内療法
,
intradiscal therapy
,
腰椎椎間板ヘルニア
,
lumbar disc hemiation
,
多施設共同研究
,
multicenter study
pp.230-237
発行日 1990年3月25日
Published Date 1990/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900039
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抄録:腰椎椎間板ヘルニア患者143例を対象としてキモパパインによる椎間板内注入療法を実施した.最終的な改善率は82.3%(102/124)を示し,自覚症状,他覚所見,日常生活動作のいずれにおいても改善が認められた.副作用は4.2%(6/143)に発現したが,いずれも軽度で重篤なアナフィラキシーまたは神経学的副作用は認められなかった.厳密に対象患者の選択を行い,かつ適切な手技を用いるとき,本療法は腰椎椎間板ヘルニアの治療に対して高い有用性を持つと考えられた.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.