特集 不安定頸椎—基礎と臨床—(第17回日本脊髄外科研究会より)
座長総括/「Ⅸ.上位頸椎(1)—頭頸移行部と環軸椎部—」の部
小野村 敏信
1
Toshinobu Onomura
1
1大阪医科大学整形外科学教室
pp.363-364
発行日 1989年4月25日
Published Date 1989/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908073
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この部門では上位頸椎不安定症に関するもののうち,後頭骨環椎間および環軸椎間の病態,診断,治療について,いくつかの問題がとりあげられた.
三戸ら(弘前大)は後頭環軸椎間の回旋不安定症に関与する靱帯を死体を用いて検討し,回旋を制限しているのは関節包および反対側の翼状靱帯であり,これらの靱帯などの軟部損傷に対して今後MRIやCTが臨床的画像診断としての有用性を高めるものであることを述べた.
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