特集 脊柱管内靱帯骨化の病態と治療(第16回日本脊椎外科研究会より)
座長総括/「XIV.頸椎脊柱管拡大術の成績(2)」の部
竹光 義治
1
Yoshiharu Takemitsu
1
1旭川医科大学整形外科学教室
pp.368-370
発行日 1988年4月25日
Published Date 1988/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907824
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本セッションでは椎弓の正中縦割による脊柱管拡大術(80〜83は形成術)が論じられた.
77(席):岩崎ら(奈良医大)の方法は,側溝形成後観音開きとするもので,蝶番となる溝はfacetにかかる程度外側とし充分硬膜管が拡大できるようにしている.この点は以下の何れの演者もほぼ同様.これ迄施行したOPLL 27例(平均観察期間1Y6M)の経過を見ると,拡大された椎弓はその位置を保ち,成績は改善率がJOA平林法で61.3%,増悪したものは1例もなく,椎弓切除術を行っていた時期に発生していた根障害も発生はなかった.
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