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学会印象記
第4回"骨の循環"国際シンポジウム
IV. Symposium International sur La Circulation Osseuse: 1987. 9. 17~19, Toulouse
小野 啓郎
1
1大阪大学整形外科
pp.280
発行日 1988年3月25日
Published Date 1988/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907798
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Bone Circulationと題する書物があることを熱心な読者は御存知だろう.1984年に出版されたものであるが,これがこの第3回国際シンポジウム(1982年)の論文集である.第1回が1973年に,第4回が1987年にいずれもFranceのToulouseで開催されている.創始者のPaul Ficat教授がここRangueilの大学病院を本拠にするからである.残念ながらFicat先生は第4回シンポジウムの開催を見ることなく急逝され,なが年協同研究者であったArlet教授(リウマチ科)とアメリカのHungerford教授らによって会が継承されることになった.
シンポジウムの案内を手にして,われわれにとってこの上もないチャンスであることに気が付いたのは昨年(1987年)の春のことである.つまり,特発性大腿骨頭壊死症研究班(厚生省の難病研究班)の成果を世界に知らせる絶好の機会だということである.すぐにArlet先生に詳しい事情を書き送り,日本人シンポジストを推薦しておいた.一方,国内の研究班員にはシンポジウム出席を要請する手紙を急送した.折悪しくシンポジウムの会期と日整会基礎学術集会のそれがはちあわせになったものの,川井・渥美・西塔・大園らの班員が呼びかけに応じて下さった.
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