Japanese
English
印象記
第4回国際臨床ERGシンポジウム
The 4th Symposium of International Society of Clinical Electroretinography
永田 誠
1
Makoto Nagata
1
1京都大学医学部眼科
1Dept. of Oph., School of Med. Kyoto Univesity
pp.1417-1421
発行日 1965年11月15日
Published Date 1965/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410203308
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
ISCERG (lnternational Society for Clinical Elec—troretinography)の第4回国際シンポジウムが第1回ストックホルム(1961),第2回ロッテルダム(1963),第3回シカゴ(1964)に続いて9月10日から9月13目迄浅山亮二教授を会長として箱根のホテル小湧園で開催された。眼科領域では最初の国際会議の事とて中島教授を中心とする学会準備委員は1963年末から計画立案にかかり周到な準備を重ね,莫大な蔭の努力を尽して来たが,今回の成果はこれ等の労苦を十二分に報いるものがあつたと思う。外国からの参会者は約25人,国内からの参加者は60余人に及び予想以上の盛会となつた。学会の正確な記録はJJOの特別号として近く刊行される事になつているので以下筆者の四日間の印象を簡単に記してみたい。
学会のofficial languageは英語になつているので,多数の異なつた言語を話される事による混乱はなかつたけれども,それぞれ母国語のなまりの強い英語での講演討論は屡々筆者の聞取り能力の限界を超え,記述に正確を欠く箇所があるかも知れない事をお許し頂きたい。9月9日,第23号台風の接近を告げる雨の中を世界中からの参会者が続々とホテル小湧園に参集して来た。ロビーでは家族共々,久し振りの再会に握手し挨拶を交わす各国学者の姿があちこちに見られ,早くも国際会議特有の華やいだ雰囲気を醸し出していた。
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.