Japanese
English
論述
脂肪肉腫の臨床診断—とくに総合画像診断と穿刺細胞診について
The Clinical Diagnosis of Liposarcoma
網野 勝久
1
,
川口 智義
1
,
松本 誠一
1
,
真鍋 淳
1
,
古屋 光太郎
2
,
磯辺 靖
2
,
都竹 正文
3
Katsuhisa Amino
1
1癌研究会附属病院整形外科
2東京医科歯科大学整形外科
3癌研究会附属病院細胞診
1Department of Orthopedics, Cancer Institute Hospital
キーワード:
liposarcoma
,
脂肪肉腫
,
Xerogram
,
ゼログラム
,
echography
,
エコー
,
CT
,
cytology
,
細胞診
Keyword:
liposarcoma
,
脂肪肉腫
,
Xerogram
,
ゼログラム
,
echography
,
エコー
,
CT
,
cytology
,
細胞診
pp.1249-1259
発行日 1987年11月25日
Published Date 1987/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907721
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抄録:過去10年間に根治的手術を施行した,四肢・躯幹発生の脂肪肉腫31例の臨床診断上の問題点を検討した.初診時のXerogram,エコー,細胞診とCTなどによって大部分の症例の臨床診断が可能であった.各々検査法による腫瘍内脂肪検出能をみると,Xerogram 36%,CT 55%,細胞診89%であった.治癒的切除縁を得るための局在画像診断には,上記診断法とともに血管造影やRIシンチも応用されたが,特に切除線を描くにあたってはCTが中心的役割を果たし,さらに,筋膜など各barrierと腫瘍間の余裕を検索するにはエコーやMRIも有用であった.
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