特集 腰仙部根症状の発症機序—基礎と臨床—(第15回日本脊椎外科研究会より)
腰仙部根症状の発症機序—基礎と臨床
蓮江 光男
1
1日赤医療センター整形外科
pp.347
発行日 1987年4月25日
Published Date 1987/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907585
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腰痛や坐骨神経痛を主訴とする患者は極めて多く,また腰椎部は脊椎外科手術の対象となることのもっとも多い部位でもある.しかし,腰痛患者の診断・治療上の落とし穴は少なくなく,多数回手術を受けながら依然として疼痛に悩まされている患者も,残念ながら決して少なくはない.
どのような疾患や症状についても言えることだが,患者が訴えている苦痛の発生機序を,できるだけ明らかにすることが,正しい診療の基礎であり,また経過不良例の発生を防止することにもなる.
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