Japanese
English
論述
多関節マイクロロボットの動物実験への応用—力学的刺激の骨折治癒に及ぼす影響
The Application of Micro Robotics to an Animal Experiment: Effect of Controlled Mechanical Action on the Bone Fracture Healing
笹田 直
1
,
藤江 裕道
1
Tadashi Sasada
1
,
Hiromichi Fujie
1
1東京工業大学総合理工学研究科システム科学
1Tokyo Institute of Technology
キーワード:
micro robot
,
fracture healing
,
torsion stiffness
,
cyclic stimulation
,
animal experiment
Keyword:
micro robot
,
fracture healing
,
torsion stiffness
,
cyclic stimulation
,
animal experiment
pp.1019-1025
発行日 1986年9月25日
Published Date 1986/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907478
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抄録:力学的刺激の骨折治癒に及ぼす影響を調べる従来の実験では,装置自体の制約から骨折部に与えられる力学的刺激は1種類のものであった.しかし多関節マイクロロボットを導入したことによって,あらゆる定量的なくり返しの力学的刺激を容易に作り出せるようになった.さらにロボットを導入したことにより,実験動物と装置の着脱が容易になり,またin vivoの状態で骨折治癒の進行度を測ることも可能となり,本実験が効率的に,しかも定量的に行われるようになった.
本論では,ロボットを用いて筆者らがおこなった動物実験(力学的刺激の骨折治癒に及ぼす影響)の詳細を示し,ロボットが動物実験にとって,きわめて有効なものであることを示した.
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