Japanese
English
手術手技シリーズ 関節の手術<上肢>
肩関節固定術
Arthrodesis of Shoulder Joint
原 徹也
1
,
飛松 治基
1
Tetsuya Hara
1
,
Haruki Tobimatsu
1
1都立広尾病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Tokyo Metropolitan Hiroo General Hospital
キーワード:
関節固定術
,
arthrodesis
,
肩関節
,
shoulder joint
,
腕神経叢麻痺
,
brachial plexus injury
,
麻痺肩
,
paralytic shoulder
Keyword:
関節固定術
,
arthrodesis
,
肩関節
,
shoulder joint
,
腕神経叢麻痺
,
brachial plexus injury
,
麻痺肩
,
paralytic shoulder
pp.1027-1036
発行日 1986年9月25日
Published Date 1986/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907479
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はじめに
従来,肩関節固定術は結核性肩関節炎,Polioなどに対し主として行われていたが,現在では主に腕神経叢損傷,分娩麻痺が対象となっている.これらの麻痺性肩関節における上肢の挙上・外転障害に対する肩関節機能再建術には,大別すると筋腱移行による方法と肩関節固定術による方法とがある.
今回は肩関節固定術について,多数の術式が行われているなかで,我々が用いている肩甲上腕関節の固定と肩峰上腕骨頭間に腸骨を移植して骨性癒合をはかる慣用法と,僧帽筋の付着した肩甲棘の架橋骨移植を行うMerle D'Aubigne13)法の二つの方法を述べる.
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