Japanese
English
論述
Impingement ExostosisのX線学的検討
Roentogenographic Analysis of Impingement Exostosis
梅ケ枝 健一
1
,
菊地 臣一
2
,
松井 達也
2
,
蓮江 光男
2
Kenichi Umegae
1
1梅ケ枝整形外科
2日本赤十字社医療センター整形外科
1Umegae Orthopedic Clinic
キーワード:
X線学的検討
,
roentogenographic analysis
,
バスケットボール選手
,
basketball players
,
骨棘
,
impingement exostosis
Keyword:
X線学的検討
,
roentogenographic analysis
,
バスケットボール選手
,
basketball players
,
骨棘
,
impingement exostosis
pp.1027-1034
発行日 1985年9月25日
Published Date 1985/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907255
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抄録:スポーツ選手の足関節によくみられる骨棘は,athlete's ankle,foot baller's ankle,さらにimpingement exostosisと呼称されてきた.しかしその発生機序に関しては詳細な報告はみられない.われわれは,発生機序解明の糸口として男子バスケットボール選手61名(高校生17名,大学生16名,全日本選手20名 元選手8名)の足関節X線像を検討した.その結果61名中,51名,89足,145カ所に骨棘がみられ,これらを大きさにより3型に分類した.さらに各選手群における骨棘の発生頻度をみると,競技年数が長くなるのに比例して増加し,形態も大きくなる傾向がみられた.しかし一方,競技年数の長い全日本,元選手群のなかに骨棘のまったくみられない症例のあることや,同一選手の左右の足関節で骨棘の大きさが異なる症例がみられ,本症発生に足関節に加わる機械的刺激以外にも個体差,その他の要素が関与しているのではないかと推論された.
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