Japanese
English
検査法
Lumbar approachによる頸椎部Amipaque myelography
Cervical Myelography with Amipaque using Lumbar Approach
瀬上 正仁
1
,
国分 正一
1
,
石井 祐信
1
Masahito SENOUE
1
1国立療養所西多賀病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, National Nishitaga Hospital
キーワード:
cervical myelography
,
Amipaque
,
Myodil
,
lumbar approach
,
頸椎部脊髄症
,
cervical myelopathy
Keyword:
cervical myelography
,
Amipaque
,
Myodil
,
lumbar approach
,
頸椎部脊髄症
,
cervical myelopathy
pp.75-83
発行日 1983年1月25日
Published Date 1983/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906670
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はじめに
従来,頸椎部myelographyの造影剤として,油性のMyodil(iophendylate)が広く用いられていた.他方,1971年にデンマークで開発された新しい水溶性造影剤Amipaque(metrizamide)の臨床応用が,その後,北欧を中心として精力的に行われていた.昭和56年1月に,そのAmipaqueが,わが国においても販売されることになった.
ところが,以前より癒着性クモ膜炎をめぐる医事紛争等の問題を抱えていたMyodilの販売元は,そのAmipaqueの販売開始を機に,Myodilの販売を中止してしまった.その結果,第一線の整形外科医は,長年慣れ親しんできたMyodilからAmipaqueへの転換を余儀なくされ,日常の診療に少なからぬ混乱が生じている.最近の雑誌「整形外科」(32巻8号,13号)に掲載された,「老兵は消えるのみ……か?」,「Myodilがなくてお困りの方へ」(診療余卓欄)の記事は,そうした事情を物語っていると言えよう.
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