Japanese
English
論述
Cefamycin系抗生物質の骨皮質および骨髄内への移行濃度について
Transfer of Cefmetazole (CMZ), A Cephamycin Antibiotic Agent, into Bone Cortex and Bone Marrow (Cancerous Bone) in Orthopedic Patients
井川 譲
1
,
林 雅弘
1
,
高柳 誠
1
,
浜崎 允
1
,
佐本 敏秋
1
,
須田 昭男
1
,
大島 義彦
1
,
渡辺 好博
1
Yuzuru IKAWA
1
1山形大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, Yamagata University School of Medicine
キーワード:
Cefmetazole
,
bone cortex
,
bone marrow
,
drug concentration
Keyword:
Cefmetazole
,
bone cortex
,
bone marrow
,
drug concentration
pp.1003-1009
発行日 1982年10月25日
Published Date 1982/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906621
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近年,整形外科領域において人工関節置換術が広く行われるようになり,以前にもまして手術時の感染予防の観点から,抗生物質投与の意義に関心が払われるようになってきた.しかし,これら抗生物質の骨移行の動態についての報告は少ない.
われわれは,骨・関節感染症の治療という目的から,できるだけ新しい,広範囲の菌に作用する抗生物質として,Cefamycin系抗生物質であるCefmetazole(CMZ)を使用し,血清中の濃度と骨皮質,骨髄中濃度との関係および臨床症例について検討したので報告する.
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