Japanese
English
論述
Faces methodの医学的臨床的応用—第1報 股関節評価について
The Application of Faces Method to Clinical Medicine 1. Clinical Evaluation of Function of the Hip Joint
河野 雅行
1
,
木村 千仭
1
,
玉井 達二
1
Masayuki KWANO
1
1宮崎医科大学整形外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, Miyazaki Medical College
キーワード:
股関節
,
hip joint
,
評価
,
evaluation
,
フェイス法
,
Faces method
Keyword:
股関節
,
hip joint
,
評価
,
evaluation
,
フェイス法
,
Faces method
pp.552-557
発行日 1981年6月25日
Published Date 1981/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906367
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整形外科の分野においては,関節の機能評価は極めて重要な事柄であり,この評価に関するいろいろな試みが検討されている.例えば股関節については日整会基準6)やHarris4)の評価基準があり,これらの基準はpain,ROM,歩行能力,ADLなどそれぞれの項目を点数で表し,これらの総合点によって評価されるようになつている.これらの評価法はいずれも優れた方法であり,われわれも常用している.
しかし,関節機能を評価する場合,幾つもの項目から成る多次元の変化を,わかり易い二次元的なものに移し変えて変化の特徴を明らかにし,また,観察者の直感に訴え得る方法を検討した.そこで今回は,Herman Chernoff1,2)が提唱したFaces methodをmodifyして,これを医学面の,特に関節機能への応用を試みた.
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