Japanese
English
臨床経験
術後水頭症を来たしたforamen magnum meningiomaの1例
Foramen magnum meningioma followed by hydrocephalus postoperatively: A case report
久保 健
1,4
,
杉村 功
1,4
,
兼山 敦
1,4
,
渡 貞雄
1,4
,
椎野 泰明
1,4
,
谷川 雅洋
2
,
好永 順二
3
Takeshi KUBO
1,4
1社会保険広島市民病院整形外科
2社会保険広島市民病院脳外科
3杜会保険広島市民病院神経科
4現:庄原赤十字病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Hiroshima City Hospital
pp.1112-1115
発行日 1979年11月25日
Published Date 1979/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906020
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大後頭孔付近に発生するmeningioma(Foramen magnum meningioma)のうち脊髄症状を主体とするspinocranial typeは腫瘍の上極が頭蓋内に侵入しているにもかかわらず,myelogramが診断の決め手になることより整形外科医により取り扱われることが多いようである.著者4)らはすでに本症の2例を報告しているが,最近新たに腫瘍が頸髄腹側に存在するanterior meningioma5)の1例を経験し,治療に難渋したのでその治療経過といささかの考察を加えて報告する.
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