Japanese
English
検査法
整形外科領域におけるCTの使用経験
An experience of computed tomography for orthopaedic diseases
荻野 幹夫
1
,
蜂須賀 彬夫
1
,
古谷 誠
1
,
浅井 春雄
1
,
村瀬 孝雄
1
,
小坂 正
1
,
小杉 雅英
1
,
井上 肇
2
Mikio OGINO
1
1国立病院医療センター整形外科
2聖路加国際病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, National Hospital Medical Center
pp.799-804
発行日 1979年8月25日
Published Date 1979/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905970
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はじめに
Computed tomography(以下CTと略す)は,1961年Oldendorfによつて案出され,1963年Cormackによつて理論的基礎が築かれ,1973年Hounsfieldによつて第1号機の完成をみて以来,実用化はめざましく,現在では脳神経外科領域においては,すでに日常検査法の一つとなつている.しかし整形外科領域の疾患の診断には未だ日常検査としては用いられるには至つておらず,診断および治療方針決定のための有用性の評価にも一致した見解はない.本文の目的は,EMI 5005型機(全身scanner)を用い20例の骨および軟部病変を撮影した経験に基づいて,各症例の呈示とともに,CTの有用性について検討することである.
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