視座
SICOT京都を省みて
諸富 武文
1,2
1京都府立医科大学
2日本医科大学
pp.225
発行日 1979年3月25日
Published Date 1979/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905868
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極東で初めての国際整形災害外科学会がこの秋日本で唯一の国立国際会議場のある京都で開催された.天児会長を頂点として長い間の努力の積み重ねの結果の大壮挙である.この成功は何よりも会長とスタッフ,各委員の熱意と努力によるものであり,多数の参加者(外国人約3千人,日本の整形外科学会会員および夫人方1千人以上)の協力の賜と御同慶に堪えぬ次第である.なおこの成功の陰に千年の古都,山紫水明の美しい京都が果した役割を忘れてはなるまい.
学術集会は,この学会が始まつて以来最大の規模であつたように思われた.特別講演,シンポジウム,フリーペーパー,ラウンドテーブルディスカッション,オーディオビジェアル,学術展示さらにはポスター発表,教育研修講演,専門グループシンポジウム等に分けられた.これによつて整形外科,災害外科のほぼあらゆる領域が展望された.
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