学会印象記
第17回 SICOT印象記
竹光 義治
1
1旭川医科大学整形外科
pp.804-805
発行日 1988年6月25日
Published Date 1988/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907895
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1987年8月16日より21日迄ミュンヘンにおいてWagner会長のもとに開催された第17回国際整形災害外科学会(SICOT)に出席,1週間を楽しんだ.会はSIROTに引き続き,17日迄は重複した形で,水曜日1日(全員観光旅行日)を除き,実質4日間行われた.特別講演,シンポジウム,自由演題,ビデオ演題,科学展示が広い博覧会場を利用した合計10の会場に分散していたが,同一敷地内であったためそれ程不便は感じなかった.AAOSもそうであるが,器械展示が全会場の1/2以上にあたる中央の広大な領域を占め,それぞれなかなかのサービスであった.今回の登録者は三千人余りで,その内日本人は家族も含め大挙600人であったと聞いている.講演発表は約600題,その内日本からのものは80題,それとは別に展示は日本からの発表が全体の3分の1を占める程多く熱心さが評価されていた.
筆者が見聞出来たのは1/10に過ぎず,それも主として脊椎関係であるため偏っていること,いくつかのセッションは全部の発表が聞けず,抄録によっていることをお断りしたい.
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