Japanese
English
論述
小児円板状半月障害における半月部分切除術について
Partial resection of the involved discoid in the children's knee
冨士川 恭輔
1
,
伊勢亀 冨士朗
1
,
三倉 勇閲
1
,
竹田 毅
1
Kyosuke FUJIKAWA
1
1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, School of Medicine, Keio University
pp.226-234
発行日 1979年3月25日
Published Date 1979/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905869
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はじめに
日常の臨床において,膝関節痛を訴えて外来を訪れる小児は決して少なくなく,診断や治療に苦慮することがしばしばある.
近年,小児膝内障に対する関心も次第に高まり,関節造影法や関節鏡検査の普及によつて膝内障というbasket nameの病態も次第に解明されつつある.しかし患児自身の訴えが明確を欠くこと,臨床症状が成人のそれに比較して不定なこと,あるいは単純X線写真による情報量が極めて少ないことなどから的確な診断が下されないまま,成長痛,急性関節炎,関節リウマチ,捻挫,神経痛など誤つた診断で誤つた治療が行なわれがちである.
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