臨床経験
骨髄炎を多発した小児慢性肉芽腫症(Chronic granulomatous disease)の長期観察例
東條 猛
1
,
村沢 章
1
,
大島 義彦
1
,
渡辺 一郎
1
Takeshi TOJO
1
1新潟大学医学部整形外科学教室
pp.986-991
発行日 1976年10月25日
Published Date 1976/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905424
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小児慢性肉芽腫症(以下CGDと略す)は1957年Brendesら1)により報告されて以来90例を越え,本邦では1962年小林ら2)の報告以来9例の報告がある5,12,15,16).
最近われわれはintracellular bacteriocidal capacityの測定およびNBT(nitro blue tetrazolium)還元能テストの結果よりCGDと診断し精力的な治療にもかかわらず3歳11ヵ月で死亡した男児例を経験したので報告する.
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