論述
膝関節半月損傷に対する診断基準の試み
浅井 夫三武
1
,
山下 弘
1
,
錦見 純三
1
,
安福 嘉則
1
,
伊藤 裕夫
1
Osamu ASAI
1
1岐阜県立多治見病院整形外科
pp.862-867
発行日 1975年10月25日
Published Date 1975/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905251
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はじめに
膝関節は大きな運動性と強い支持性を要求される関節であるが,骨性構成体の適合性は良好なものではない.そのため軟部支持機構が非常に重要な役割をなしており,よつて損傷も多い,一般にこれらを膝内障と総称される.膝内障中もつとも頻度の高いものは半月損傷であるが確定診断は必ずしも容易でない.
半月損傷の診断法には
1.病歴,臨床症状よりの臨床的診断法
2.関節造影法
3.関節鏡検査法
とが存在するがおのおの一長一短があり研究者によりweightの置き方が異なつている.
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